ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

知識構成型ジグソー法と一年の手応え

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一年間が終わる。

発表を最後の課題にしているクラスとは別のクラスでは知識構成型ジグソー法による読解の授業を展開しています。

CoREF - 知識構成型ジグソー法 

協調学習とは: 対話を通して理解を深めるアクティブラーニング型授業

協調学習とは: 対話を通して理解を深めるアクティブラーニング型授業

 

一年の最後にジグソー法を持ってきた理由としては「集団で自分の役割を果たす」ということを達成するためでした。

国語のジグソー法は難しい

何回かジグソー法で授業をやったことはあるが、毎回、テーマの設定と何を読ませるかということに困る。

結局、何のためにエキスパート活動に取り組むのかということやジグソー活動によってどんな学力を身に付けられるのかということを説明するのが難しい。単純にテーマについて読み深めるということについても、場面を分割して読ませるだけではジグソー法を使って読む意味はあまりない。

どんな素材を読ませるのか、組み合わせると何が出てくるのかということを十分に考えないとなかなか効果的な読解にはなっていかない感じはある。非常に機械的な作業をやらせるだけに、どうしてそうやって読んだほうがいいのかという見通しを持ってもらえないと手順が煩雑な割に普通の話し合いよりも効果を得られにくい。

ただ、人間を入れ替えて多様な意見を交換させるくらいの話であれば、ジグソー法よりもワールドカフェ方式でやったほうが気楽で効率もいい。

どうしてジグソー法なのかということに狙いが欲しいところだ。

何度も本文全体を読ませたい

自分がジグソー法を学年の最後にやらせている理由の一つとしては、本文を何度も熟読して楽しむということを体験させたいということがある。

したがって、今回は素材の文章は一つだけで、一つの文章について異なるテーマを与えて検討させ、最終的にジグソー法で統合していくという形をとっている。

正直、テーマを分割して読ませることもかなり機械的で不自然なのだけど、テーマを生徒の初発の感想を整理した形で提示することで、生徒たち自身が考えてみたいというテーマを与えられるようには工夫した。

確かに気になるけど、数が多いから一人で考えるのはちょっと手に余る。だから、手分けして一生懸命一つ一つのテーマを考えていくという形を狙った。

一人一人が手を抜いたら分からなさそうで、なおかつまったく手がつかないということがないようなテーマ……なかなかこれが難しい。しかも、初発の感想から導くということを大切にしたいので、そこもまた難しい。

なんやかんや頑張ってくれています

テーマの設定はやや少しミスったかなぁとは思うものの、文章を読むときの観点に分割したテーマを与えたので、一つ一つのテーマの分析をすること自体に新鮮さがあるような反応を生徒は見せてくれたので結果オーライ。

話し合いに入る前に、役割分担を丁寧に指示したこともあって、全員がそれぞれのエキスパートグループでの話し合いに参加できたようだ。

その後、ジグソー班でジグソー活動に入ったが、エキスパート活動でかなり時間をかけた甲斐もあって、上手くかみ合って動いているなぁという感じである。

四月の段階では教員の顔色を窺って、テンプレートのコメントしか書いてこない状態だった生徒たちが、好き放題に話をして、教えていただけでは絶対に踏み込めないことにこだわって読んでいてくれるのは見ていて嬉しいものだ。

最後のまとめとして振り返りが上手くいってほしい。一人一人がどんな形でもちゃんと聞いてもらえるという経験をして進級していってもらいたい。

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