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ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

書いてみないとわからないことは多い

I wrote you

七転八倒しながらのライティングワークショップ。 

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ようやく鈍いながらも生徒が書き始めることを始めてくれました。そのおかげで、作品の作成を通じて色々と生徒の考える様子が見えてきます。

書くまでのハードルの高さ

手本を示したり手順を示したりすることで、できるだけ書くことに対する悩みを減らそうとして授業は初めて見たものの、実際、生徒の活動を見ていると、それでも、書くことの負担感は生徒には大きいのだと感じる。

今回は題材探しがとにかく大変な課題だったため、書き出しが余計に遅くなってしまったことがある。まあ、その点については、欲張った狙いであったので仕方ないかなぁと思う反面で、本来、年間で継続するべき作業を圧縮してやっていることを考えると、もっと楽なハードルを飛ばせてあげてもよかったかなとも思う。

とにかく書き始めることに手詰りを感じている様子だったからこそ、書きやすいことを少しずつ書いてもらうことを支援することにしました。

書き始めると見えてくることは多い

散々、悩んでいたり苦しんでいたりする生徒ではあるけれども、一つでもきっかけを見つけて作業が動き出すと、段々と調子が上がっていく生徒が多い。

よく言われることだけど、書くことによっていろいろなことについて理解が深まっていくし、書きたいことが見つかっていく。

どうしても、作文を書くときに「こう書きなさい」と言わんばかりの「はじめ・なか・おわり」をそれぞれ決まらないと書けないという生徒も少なからずいたのだけど、別にすべての要素が見通しを持って書き始められなくてもいいということを粘り強く示すことで、ようやく作業が動き出しました。

生徒の経験で「何度も文章を書きなおす」とか「書きやすいところから書いて、あとからまとめる」とかのような文章の書き方をしてきていないで、つまりは、原稿用紙に頭から一回書いて終わりという作文を繰り返ししてきたので、どうしてもゴールが見えないで書いていくという作業は苦手なようだった。

それでも、やっぱり、書きやすいところを書いていかないとせっかくの授業で協働して書くことに取り組めるのを活かすことができない。

書くことに対する思い込みを減らしたい

原稿用紙に頭から書いていかないとダメだというような思い込みは一体いつ生まれるのだろう?

でも、その手の「書くこと」に対する思い込みは、書くことのハードルを上げるし、そうやって書くことに疎くなると、どんどんと書くことが減っていく。書くことは書くことの経験でしかうまくならないことを思うと、非常に悪循環と言える。

だから、例えば、大村はまが次のように述べているのも、心情としても自分の現在進行形の経験としてもよくわかる。

いろいろある書くことの学習指導のなかで、最もむずかしく、教えにくいのは、この進んで書くようにする、つまり、筆不精でなくすることである。これが、書くことのなかで、いちばん教えにくい、しかし、いちばん教えたいことである。いちばん教えたい、そして、いちばん教えにくいこと、といったほうがよいかもしれない。なにしろ、筆不精はわたしに言わせると努力して教えたと思っている、書くことのいろいろな力を、ゼロにしてしまうのであるから。まったく、筆不精でなくするためには、どんなにはねを折っても惜しくないと思う。(大村はま国語教室 第五巻 P.150)

書かないこと、表現しないことで色々と損してしまっている生徒は少なくない。だから、それだけに、自分がここでしっかりと書くことを広く、豊かに教えてからこの一年を終わらせたいなぁとつくづくと思う。

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