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ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

【授業日記】ライティングワークショップのような書くことの授業はじめました

国語教育 授業記録

Writer

二学期の総ざらいとしてライティングワークショップの方法を学びながら、結構、大掛かりに「書くこと」の単元を始めました。

自分の中ではかなり思い切った試みであるので、上手くいってほしいと思っているのだけど、まだまだ先は長いかなぁ…。 

s-locarno.hatenablog.com 

授業は図書館で

今回は図書室の協力を得て、図書室で授業を展開している。どうしても教室で「書くこと」を十分に考えさせて展開しようとしたときに、参考資料が少ないことや作業をするスペースが個人の机に限られて狭いことなどがネックだった。

それだけに、自由にのびのびと苦痛なく書くことに取り組んでもらうためにも、ラーニングスペースとして広々として資料も豊富な図書室を使いたかった。

司書の先生がかなり自分の授業に対しては協力的に資料の準備や参考文献の紹介を行ってくれるため、それに頼って授業も図書室で展開することにした。どうしても、自分ひとりで授業をやっていると紹介できる本に偏りがあるので、自分以外の大人の目が入りつつ、しかも、それが趣味ではなく、子どもに適した本を上手に選んでくれる人であれば、なおさら助かるのである。

非常に当たり前のことを言っているのかもしれないけど、図書室が自習室として使われてしまっていて、受験生に占拠されているのを取り戻すには、色々な苦労がありまして……個人的には非常にうれしかったのです。

図書室を自習室にしてしまうってどうなんでしょうかね。自習室にしてでも人を読んだ方がいいのかしらん?

単元の流れ

今回の「書くこと」の授業は一年間の総括的な意味もある。一年を通して「大福帳」などでマメに書くことを繰り返させてきていたり、「比べ読み」をさせることで表現や文体の工夫を考えさせたりしてきたことを、まとめて自分の「書く」という活動に活かしてほしいと思っている。

ただ、本格的に「書く」ために表現を研究したり、書き出しを研究したり、題材を探したりという作業をしたことはない生徒たちなので、しばらくは「見本」を使って文体について研究させたり、題材の取材をさせたりすることに時間を費やすことになるかと思っています。

慣れてきたら、ライティングワークショップの流れである「ミニ・レッスン→ワーク→共有」の流れで、徐々に執筆とカンファレンスを進めていこうと思います。腰を落ち着けて、生徒一人一人と対話をしていくことで、ちゃんと一年の総括をしていきたいところです。

最終的には、dropboxのファイルリクエストを利用して提出してもらう予定です。予算さえあれば製本を依頼するんだが……。

参考にした文献

今回の授業を作る際に参考にした文献です。 

ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

  • 作者: ラルフ・フレッチャー,ジョアン・ポータルピ,小坂敦子,吉田新一郎
  • 出版社/メーカー: 新評論
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本
  • 購入: 7人 クリック: 40回
  • この商品を含むブログ (18件) を見る
 
作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

 

有名なところですね。実践よりなので手早く読むことができ、参考にできるところも多かったです。 

中学校・高等学校「書くこと」の学習指導―実践史をふまえて

中学校・高等学校「書くこと」の学習指導―実践史をふまえて

 

今年の三月に出たばかりの本ですが、日本の作文教育の実践史を追いながら、その意義を近年の実践で検証するという形の本になっています。ガイドブックとして使ってほしいという編著者のコメントの通り、それぞれの「書くこと」の段階に合わせて、必要な情報を参照するのに役立ちました。

これからどうなるか

これだけ大掛かりに「書くこと」を指導することは初めてであるのでどのように転ぶか楽しみでもあり不安です。失敗して書くことに対する嫌悪感を生まないことを気をつけたいところです。

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