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ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

継続的な調べ学習のきっかけになる?

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本日、たまたま教育関係の冊子を見つけたら、面白い宣伝を見つけた。

公益財団法人 図書館振興財団

図書館振興財団が「図書館を使った調べる学習コンクール」というコンクールを開いているのですね。不勉強なもので、まったくこんなコンクールがあるということは知りませんでした。

調べてみるといろいろと面白そうでしたので、覚書ついでに紹介します。

図書館を使ってものを調べるということ

このコンクールの目的は、以下のように説明がされています。

「調べる力」を育てる  ~調べることで「生きる力・考える力」を養う~

「調べる学習」は、人が、生涯を通じて学ぶための大きな力になります。
「調べる学習」で、人は、さまざまな情報から自らが必要とする情報の集め方、取捨選択の仕方を学びます。
「調べる学習」で、人は、深く考え、言葉を選び、自分の考えをまとめていきます。

さらに、詳細な解説で「すべての人が図書館の持つ力(蔵書、検索システム、レファレンスなどの調べる機能など)を活用し、体験や創作などと結び付いた実践的研究に取り組んでほしい」というコメントもあり、まさに、「図書館を活かそう!」という発想で作られている大会なのだなぁということが分かる。

図書館の役割として、本の貸し出しということは大きいのだけれども、それだけではなく、上でも解説されているように「検索」や「レファレンス」など、様々に「調べる」ということに特化した機能をもっていることを大切にしたいなぁとは思っていた。

国語の授業の中だけでやることなのかは議論の余地はあるかもしれないけれども、図書館を使って学習ができるということは、子どもたちにとってプラスになることが多いはずだから、図書館の使い方を本を借りるだけ以上にしたいという思いはある。

国語の授業?総合学習?

図書館の「調べる」機能を教えることができる場面は国語の授業なのだろうか、それとも総合学習なのだろうか。

個人的には、基本的な使い方やどんな機能があるかを伝えるのは国語の役割が大きくて、実際にその機能を活用していく機会は総合学習が重要なんだろうと思う。

総合学習が本当に「探究」として機能するためには、色々な情報にアクセスする技術がなければ、非常に上滑りな調べ方で終わってしまうだろうし、総合学習のように十分に興味関心に合わせて調べることに時間を使う機会がなければ、その方法が分かっていても、能力として身につけたことにはならないだろう。

……と、まあ、ここまでは理想論であるのだけれども、実際問題として、総合学習に苦労している学校が多いことの一つに、「調べる」ということの指導が弱いということはあるように思う。

また、本来は十分に時間を取らなければいけないはずの総合学習であるのに、いつのまにか色々な別のことにすり替わっていた……なんてこともあったりしたら困るのだけど、げふんげふん。

そんなこともあるので、やはり、国語の授業の中で、じっくりと図書館を使って「調べる」ことを教えたり、取り組んでもらったりする必要はあるように思う。

図書室と国語科はやはり他教科よりも距離が近いし、指導要領の内容にも連動させやすいように思う。

知識にアクセスできるということ

以前にPBLを紹介した記事を書いた。 

s-locarno.hatenablog.com

この記事の中でも、「子どもが自由に学ぶ」「それぞれの学び方にあわせて学ぶ」ということの重要性を書いたが、そのような「学び方」が実現するためには、どのようにしたら学ぶことができるのかということを理解していることの意義は大きい。

だからこそ、図書館の役割をきちんと指導できる機会として、こういうコンクールを動機づけやイベントとして利用できないものかと思う。

もちろん、こういう図書館の機能を子どもに伝えるには、大人がそういう図書館の機能を使った経験だったり、調べ物をまとめたりする経験があることが重要だ(…というか、教員は大卒前提なんだからみなさまやってますよね!?)。

そういうことを勉強するには、以下のような書籍なども勉強すべきなのかもしれない。 

学びの技 (YOUNG ADULT ACADEMIC SERIES)

学びの技 (YOUNG ADULT ACADEMIC SERIES)

  • 作者: 後藤芳文,伊藤史織,登本洋子
  • 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
  • 発売日: 2014/11/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
大学生と留学生のための論文ワークブック

大学生と留学生のための論文ワークブック

 

どちらも丁寧に調べたことのまとめかたや調べ方を教えてくれているので、総合学習などに取り組む前には読んでおきたい。

個人的に、今年の応募は難しくても、来年度、半年の授業の帯単元のような形で、調べ物をしたりまとめたりという活動をできないかなあと思いました。

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